2024.12.05
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家の売却に効果的な「ホームステージング」のメリットや費用について解説
この記事のハイライト
●ホームステージングとは、部屋をモデルルームのように演出すること
●ホームステージングによって物件の印象が良くなり、売却成功につながる可能性が高まる
●ケースによって費用の相場が異なる
中古の家を売却するにあたって、「家が古いからリフォームしたほうが良いだろうか」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
設備などに問題がないのであれば、リフォームをしなくても家をきれいに見せるだけで印象がぐっと良くなります。
そこで今回は、「ホームステージング」という販売手法をご紹介します。
ホームステージングをおこなうメリットや費用について解説しますので、横浜市や川崎市、湘南で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- ・1. 家を売却するときにおこなう「ホームステージング」とは
- ・2. 家を売却するときにホームステージングをおこなうメリット
- ・3. 家を売却するときにホームステージングをおこなうとかかる費用
- ・4. まとめ
家を売却するときにおこなう「ホームステージング」とは
家を購入するときには、価格や立地条件、間取りなどが希望条件に合う家を探し、興味を持った物件をいくつか選んで比較する方がほとんどです。
しかし、不動産の情報誌やインターネットで検索すると、売り出されている物件はたくさんあります。
そのなかに埋もれてしまうと、興味を持ってもらうことができません。
また選択肢の1つとして内見に訪れたとしても、物件の印象が悪いと購入にはつながりにくいでしょう。
つまり家の売却を成功させるためには、まず「内見したい」と興味を持ってもらい、実際に訪れた際に「この家に住みたい」と思ってもらうことが大切なポイントなのです。
そこでおすすめするのが「ホームステージング」です。
まずは、ホームステージングとはなにか、どのような効果があるのかについてご説明します。
ホームステージングとは
ホームステージングとは、家(ホーム)を演出すること(ステージング)です。
具体的には、家具や照明、小物(観葉植物や食器など)を配置して部屋をコーディネートし、モデルルームのような空間にすることによって物件の印象を良くする販売手法です。
もともと40年以上前にアメリカで始まった考え方で、中古物件の売買が盛んな欧米ではすでに広く普及しています。
最近では日本でも注目され、家を売却する際に取り入れる方が増えています。
ホームステージングの効果
ホームステージングをおこなった部屋の写真を、チラシや不動産情報誌、インターネットなどに掲載することで、数ある物件のなかで目を引く効果があります。
またホームステージングをおこなう業者に依頼することで、プロが物件に合ったコーディネートをしてくれます。
その結果、通常どおり売り出すよりもグレードアップしたように見えるため、類似物件との差別化を図るのに効果的なのです。
家を売却するときにホームステージングをおこなうメリット
ホームステージングを検討するにあたって、具体的にどのようなメリットが得られるのかを知っておきたいですよね。
そこでここからは、ホームステージングをおこなうメリットについてご説明します。
メリット①内見数が増える
最近はインターネットで物件の情報を掲載して売却活動をおこなうケースが多く、物件を検索すると、室内の写真が掲載されているものもたくさんあります。
買主にとっても、文字情報だけの物件よりも写真で確認できる物件のほうが安心できるため、内見希望者も集まりやすくなります。
そのなかでも、ホームステージングによってモデルルームのように演出された写真は、ほかの類似物件よりも目を引き、内見数アップにつながりやすくなるのです。
メリット②内見時の印象が良くなる
家を売却する際には、家具などがなにも置かれていない空き家の状態で売り出すケースと、居住しながら売り出すケースがあります。
いずれにしても、売却活動中は実際に見てみたいと希望する方がほとんどであるため、内見に応じる必要があります。
空き家の状態で売り出す場合、内見者は部屋の状態や広さなどを確認することはできますが、実際に家具などを置くとスペースがどうなるかはわかりにくいものです。
また居住しながら内見に応じる場合は、生活感が出てしまうため、印象が悪くなる場合があります。
ホームステージングをおこなうと、物件の印象が良くなるだけでなく、内見者はモデルルームのようにおしゃれな空間での生活をイメージすることができます。
その結果、購入意欲がわき、売却につながりやすくなるのです。
メリット③早く良い条件で売却できる可能性がある
家の購入を検討している方は、いくつも物件を内見して比較する方がほとんどです。
ホームステージングをおこなった物件は、良い印象として内見者の記憶に残りやすいため、購入希望者が増える可能性があります。
そうなれば、購入希望者のなかで「早く契約したい」という競争心が生まれ、販売期間の短縮につながりやすくなるのです。
また家を売却する際には値下げを求められることが多いですが、購入希望者が集まれば、値下げをせずに想定していた価格よりも高く売れる可能性もあります。
家を売却するときにホームステージングをおこなうとかかる費用
ホームステージングをおこなうことによって多くのメリットが得られることを前章でご説明しましたが、どれぐらいの費用がかかるのかが気になるところですよね。
そこで最後に、ホームステージングをおこなう場合の費用の相場についてご説明します。
家を売却する際には、空き家の状態で売却するケースと、居住しながら売却するケースがありますが、どちらの場合でもホームステージングをおこなうことが可能です。
それぞれのケースでどれぐらいの費用がかかるのかを見ていきましょう。
空き家でホームステージングをおこなう場合の費用の相場
空き家の場合は、家具などを丸ごとレンタルしてコーディネートすることになります。
費用は数か月単位のレンタル料金として15万円から30万円程度が相場で、売却後は返却することになります。
たとえば写真撮影のときだけ、内見のときだけといったように1回ごとに費用がかかるわけではないため、売却活動中はそのままの状態にしておくことも可能です。
レンタルする家具などのグレードが高ければ、それだけ費用も高額になるため、予算に応じてレンタルするものや数を決めると良いでしょう。
居住しながらホームステージングをおこなう場合の費用の相場
居住しながらの場合は、日常的に使用している家具をそのまま置いた状態で、プロのアドバイスを受けながらご自身でコーディネートするという方法が一般的です。
その場合の費用は、5万円程度が相場です。
しかし、「家具が古すぎるから心配」という方もいらっしゃるでしょう。
ご希望があれば、現在使っている家具や荷物の一部を一時的に預け、家具や小物などをレンタルして、プロにコーディネートを依頼することもできます。
その場合は、レンタル料金や搬入・搬出費用も含めて、10万円から15万円ほどを想定しておきましょう。
このように、ケースによってホームステージングにかかる費用の相場は異なります。
売却前の出費としてお金を準備する必要はありますが、販売期間の短縮や高値での売却が望めるため、ぜひご検討されてはいかがでしょうか。
まとめ
家を売却する際には、内見者数を増やし、内見時の印象を良くすることが売却成功につなげる大切なポイントです。
費用はかかりますが多くのメリットが得られるため、ぜひホームステージングをおこなって、早期売却を目指しましょう。
弊社は、横浜市や川崎市、湘南で不動産売却をサポートしております。
ホームステージングについてのご相談にも応じますので、不動産売却をご検討の際はお気軽にお問い合わせください。