2024.11.08
/お役立ち情報
不動産の査定依頼で大切なこと
Rworksの査定では、ご提案する査定額や売出し価格について必ず根拠を示します。
当たり前ではないのかな?
と思いになる方は多いと思います。
最近の不動産の査定は一括査定サイトをご利用する方が多く、とりあえずいくらで売れるのか価格を知りたいという方が増えています。
弊社も後学のために一括査定サイトには登録しています。
一括査定サイトでは、不動産会社が提示する価格には大きな違いがあり、「6社から査定額が届き、一番高い会社を選んだら高く売れました!」
なんて広告ばかりです・・・。
そんなにうまくはいきません。
確かにたまたま一番高いところを選んで売れたという結果が出た売主様もいるでしょう。
しかし、大半はそんなにうまくはいかないのです。
それはそうですよね。
引越しやリフォームなどの査定であれば、その会社が査定額通りの金額で作業してくれます。
しかし、不動産の査定額(買取査定は除く)はその不動産会社が買う金額ではないのですから・・・。
一般のお客様が購入するわけですから、インターネットで多くの情報に触れることができる昨今、相場ズレした不動産を購入するお客様はいません。
どうしてもこの地域でしか検討できず、物件も少なく、少々高くても仕方ない。というような買主様の個別事情がある場合は相場ズレしていても売れるかもしれませんが、ごくわずかです。
そういった方に高く売れた成功事例を査定額が高かったから売れたという成功事例にしているにすぎません。
しかし、一括査定会社の広告を見て単純に最高価格を提示した会社を選ぶ売主様が多くなっているは事実です。
誰だって大切な資産ですから少しでも高く売りたいのは当たり前です。
その為、高い査定額を出した不動産会社が選ばれるようになってきた結果、選ばれるために根拠の無い、あるいは根拠が不自然な高い査定額を出す不動産会社も増えています。
根拠のない査定額で売り出して、何か月も売れなくて、長い期間広告にさらされて売れ残り感が出てしまい、まったく見学依頼もなく売れないまま。
結果的には、売却を諦めるとか、一括査定の時に提示された一番安い金額以下でやっと売れたなんて事例も多くあるのです。
不動産の売却で一番大切にしなくてはならないのは、査定額の根拠、成約までの期間と戦略です。
査定の根拠とは、取引事例、公示価格地点との比較、路線価からの割戻しなどで相場を把握して、相場価格を査定額として売主様に提示します。
そのうえで相場ズレを起こさない範囲で少しでも高く売るための売出し価格のご提示をすることが大切になります。
そもそも査定に使用している取引事例が同じなら個別事情の判断に多少の違いがあっても
査定額に500万円や1000万円なんて差は出ないはずなのです。
次に成約までの期間と戦略です。
まず成約までの期間は3か月以内に売り切ることを心がけましょう。
長くても半年以内です。
半年を超えると、売れ残り感が出てしまい、価格を大きく見直すか、大きな価格交渉を受けなければ売れなくなってしまう可能性が高くなります。
これは買主様に対する広告効果もそうですが、不動産の売却の際に物件情報が不動産流通機構に登録されて、不動産会社各社の営業マンに常に見られているからです。
売れ残りの物件には買主を連れてくる不動産会社の営業マンが少々予算の届かない買主様であっても指値(価格交渉)が通れば何とかなるという思いで連れてきて、大きな指値(価格交渉)をしてくるからです。
そうならない為にも成約までの期間を意識しましょう。
大切なことは、不動産は販売をスタートした時が一番高く売れるタイミングだということを知ることです。
情報が新鮮なうちは買主様も指値(価格交渉)入れにくいですし、一番高く売れるものです。
戦略については、ご提示した売出し価格の上限で売り出した場合、その価格での広告効果を確認します。
順調であればそのまま販売活動を継続し、万一広告効果が良くない場合には売主様と相談しながら広告を見直したり、価格を見直したりして対策します。
どのタイミングで判断するかを、あらかじめすり合わせておくことが大切です。
大事なことは、売れ残り感が出る前に売り切るということなのです。
売主様のために少しでも高く売ってあげたいのが売却を担当する営業マンの本音です。
自分のお客様に喜んでいただけることは、営業マンにとって何にも勝る滋養になります。
自信がつき、やる気も増します。何よりも清々しい気持ちになります。
その為に査定額の根拠を確認し納得できるかどうか、そして販売戦略について納得できるかどうかを確認して売却活動をすることをお勧めします。
横浜市・川崎市・湘南エリアの不動産売却は「不動産のかけこみ寺」のRworks株式会社までお気軽にご連絡ください。